『貘<バク> -獣の夢と眠り姫-』
『貘<バク> -獣の夢と眠り姫-』について
『貘<バク> -獣の夢と眠り姫-』はガガガ文庫から出されている現代異能バトルもののライトノベル作品。著者は長月東葭先生で、イラストは東西先生が担当している。略称は無いものの「ガガガの獏」と呼ばれることが多い。
あらすじ
電子に代わり夢を媒体とする通信技術が発展した現代。共有された夢の中、人々は睡眠時でさえ経済活動に明け暮れていた。夢に侵入し精神を破壊する悪性因子、〈悪夢(ノイズ)〉……それを武力で制圧することを生業とする者たちがいた。彼らは夢を喰らう幻獣になぞらえ、〈貘〉と呼ばれていた。高校生にして〈貘〉の少年、瑠岬トウヤはある日、車椅子に乗った“魔女”と出会う。悪夢を狩る少年と、少女の願いが交錯するとき、災害とまで呼ばしめる悪夢、〈獣の夢〉が目を覚ます。――その意志が世界を歪める、SF異能ダークバトル開幕!
おすすめポイント
この作品の魅力は設定がもの凄く凝っているということに尽きます。最初は用語を覚えるのが大変ですが、理解してからは作品をより楽しめると思います。また、主人公トウヤの過去や、その他大勢のキャラの生い立ちは痛々しく、同情してしまいます。個人的には読了後の爽快感がとてもすばらしくお気に入りの作品の一つになっています。
その他
2022年5月現在で既刊は1冊、2巻の発売は決定しているものの発売日は未定。第15回小学館ライトノベル大賞で優秀賞を受賞。
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『嘘と詐欺と異能学園』
『嘘と詐欺と異能学園』について
『嘘と詐欺と異能学園』は、電撃文庫から出ている学園×頭脳戦もののライトノベルです。著者は野宮有先生でイラストはkakao先生が担当しています。「詐欺」の部分の読み方は「ペテン」で、略称は「嘘ペテ」。
あらすじ
国中から集まったエリート異能力者が日々熾烈な競争を繰り広げるハイベルク国立特異能力者養成学校。
無能力者なのにもかかわらず入学試験を突破した天才詐欺師のジンは、〈災禍の女王〉と恐れられる少女・ニーナと出会う。実は彼女も、天才的な演技で周囲を騙し続けてきた無能力者だった。
お互いの秘密を共有した二人は、学園の頂点を目指すため共犯関係を結び、エリート異能力者たちを策略にハメていく――。
「俺とあんたが組めば、世界すら騙し通せる」
最強の嘘吐きたちがあなたを魅了する、究極の“騙し合い”エンターテインメント。
おすすめポイント
この作品のキーになるポイントはやはり、主人公ジンには異能が無いということ。巧妙な騙しのテクニックでジンが強敵たちを退けていく様はとても気持ちがいいです。また、ジンの相棒のニーナも異能が無く、二人が学園を騙して成り上がっていくのは爽快です。さらに、この作品の凄いところは読者側も騙されてしまうということ。見ているこっちまで騙してしまう野宮先生の文章力は凄まじいです。異能バトルものが好きな方、頭脳戦が好きな方には本当におすすめなので是非手に取ってみてください。
その他
2022年5月現在で既刊は2冊で、7月に第3巻が発売予定。
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『虚ろなるレガリア』
『虚ろなるレガリア』について
『虚ろなるレガリア』は、現代異能バトル系のライトノベルで著者は『ストライク・ザ・ブラッド』で有名な三雲岳斗先生で、イラストは深遊先生が担当している。略称は、「虚レガ」。
あらすじ
その日、東京上空に現れた巨大な龍が、日本という国家の崩壊の始まりだった。
魍獣と呼ばれる怪物たちの出現と、世界各地で巻き起こった“大殺戮”によって日本人は死に絶え、日本全土は各国の軍隊と犯罪組織に占領された無法地帯と化してしまう。
ヤヒロは数少ない日本人の生き残り。龍の血を浴びたことで不死の肉体を手に入れた彼は、無人の廃墟となった東京から美術品を運び出す“回収屋”として孤独な日々を過ごしている。
そんなヤヒロを訪ねてきたのは美術商を名乗る双子の少女ジュリとロゼ。二人がヤヒロに依頼したのは、魍獣を従える能力を持つという謎の存在“クシナダ”の回収だった。
廃墟の街で出会った少年と少女が紡ぐ、新たなる龍と龍殺しの物語、堂々開幕!
おすすめポイント
一番推すことができるポイントは何より、文章力の高さです。ストブラを手掛けた三雲先生だからこそ書けるアクションシーンは文字だけなのに情景がありありと浮かんでくるほどです。また、主人公八尋の境遇はとても悲しいものであり、思わず同情してしまうこと間違いなしです。他にも異能の設定がしっかりと作り込まれているだけでなく、「魍獣」と呼ばれる怪物たちも種類が多く、中高生の少年には、ぶっ刺さること間違いなしです。
その他
2022年5月現在で既刊は2冊、6月には第3巻が発売予定です。
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『迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について』
『迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について』について
略称は「お隣遊び」なので、以後は「お隣遊び」と表記。『お隣遊び』は、ダッシュエックス文庫から出されているラブコメラノベで著者はネコクロ先生、イラストは緑川葉先生が担当している。ヒロインのシャーロットの妹のエマが迷子になっていたところを主人公の明人が助けたことで、エマになつかれるようになり、結果としてシャーロットとの接点も増えていく。
あらすじ
ある日、青柳明人のクラスに留学生が転校してくる。彼女の名前はシャーロット・ベネット。清楚で上品な振る舞いと可愛らしい容姿のシャーロットに、クラスメイトの誰もが心を惹かれるが、明人は「住む世界が違う」と感じ、一歩引いていた。しかし、迷子になっていたシャーロットの妹・エマを助けたことで明人の日常は激変。ベネット姉妹がマンションの隣室に住んでいることが分かり、さらにエマが明人に懐いたこともあって、ベネット姉妹が毎日のように明人の部屋へ遊びに来ることに。三人で遊び、食卓を囲んだり、お出掛けしたり。一緒に過ごす中で、明人とシャーロットは不器用ながらも心を近づけ―。甘々でじれったいお隣ラブコメディ開幕!
おすすめポイント
読むと、とにかく癒されます。エマちゃんもシャーロットさんもそれぞれ違う良さがあって可愛いです。物語の進展スピードはそこまで早くありませんが、見ていてとても心温まる作品です。子供嫌いという方も、お隣遊びのエマちゃんなら思わず尊死します。
その他
2022年5月現在で既刊は1冊だが、既に2巻の発売は決定している(発売日は未定)。「ラノベニュースオンラインアワード2022年2月刊」で総合部門、総合新作部門、新作部門で選出。
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『甘神さんちの縁結び』
『甘神さんちの縁結び』について
『甘神さんちの縁結び』は、講談社コミックスから出されているラブコメ漫画。著者は内藤マーシー先生。主人公の上終瓜生が神社に養子として引き取られることで物語が始まる。
あらすじ
――巫女×三姉妹×一つ屋根の下の絶対正義ラブコメ!!
京大医学部を目指す高校生の上終 瓜生。児童養護施設育ちの瓜生は「甘神神社」の宮司さんに引き取られ、居候することに。受験勉強ができる環境があれば…と思っていたが、居候の条件は「婿養子として神社を継ぐ」こと!? しかも結婚相手は同居する巫女三姉妹!! 一つ屋根の下、巫女と紡ぐ恋と奇跡の物語、開幕!!
京大医学部を目指す高校生の上終 瓜生(かみはて うりゅう)。
児童養護施設育ちの瓜生は「甘神神社」の宮司さんに引き取られ、
居候することに。
勉強できる環境があれば…と思っていたが、
居候の条件は“婿養子として神社を継ぐ”こと!?
しかも結婚相手は同居する夜重(やえ)・夕奈(ゆな)・朝姫(あさひ)の
巫女美人三姉妹!!
羨ましさ限界突破の同居生活スタート!!
その他
2022年5月現在で既刊は5冊。著者の内藤先生は『五等分の花嫁』のアシスタントを務めた。
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『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』
『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』について
『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』は角川スニーカー文庫から出されているラブコメ作品。著者は燦々SUN先生、イラストはももこ先生が担当している。略称は「ロシデレ」。
あらすじ
「И наменятоже обрати внимание」
「え、なに?」「別に? 『こいつホント馬鹿だわ』って言っただけ」「ロシア語で罵倒やめてくれる!?」
俺の隣の席に座る絶世の銀髪美少女、アーリャさんはフッと勝ち誇った笑みを浮かべていた。
……だが、事実は違う。さっきのロシア語、彼女は「私のことかまってよ」と言っていたのだ!
実は俺、久瀬政近のロシア語リスニングはネイティブレベルなのである。
そんな事とは露知らず、今日も甘々なロシア語でデレてくるアーリャさんにニヤニヤが止まらない!?
全生徒憧れの的、超ハイスペックなロシアンJKとの青春ラブコメディ!
その他
2022年5月現在で既刊は4冊、「このライトノベルがすごい!2022」では文庫部門9位、総合新作部門5位にランクインしている。
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『探偵はもう、死んでいる。』
『探偵はもう、死んでいる。』について
『探偵はもう、死んでいる。』は、MF文庫Jから出されているミステリー×ラブコメ×バトルのライトノベル作品である。著者は二語十先生でイラストはうみぼうず先生が担当している。略称は「たんもし」。
あらすじ
高校三年生の俺・君塚君彦は、かつて名探偵の助手だった。
「君、私の助手になってよ」
――始まりは四年前、地上一万メートルの空の上。
ハイジャックされた飛行機の中で、俺は天使のような探偵・シエスタの助手に選ばれた。
それから――
「いい? 助手が蜂の巣にされている間に、私が敵の首を取る」
「おい名探偵、俺の死が前提のプランを立てるな」
俺たちは三年にもわたる目も眩むような冒険劇を繰り広げ――そして、死に別れた。
一人生き残った俺は、日常という名のぬるま湯に浸っている。
……それでいいのかって?
いいさ、誰に迷惑をかけるわけでもない。
だってそうだろ?
探偵はもう、死んでいる。
その他
2022年5月現在で既刊は6冊、第15回MF文庫Jライトノベル新人賞で《最優秀賞》を受賞している。また、「このライトノベルがすごい!2021」では文庫部門4位、総合新作部門3位、「このライトノベルがすごい!2022」では文庫部門8位にランクインした。
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