いとの本紹介

おすすめの本を紹介します。

『EVE ー世界の終わりの青い花ー』

概要

『EVE ー世界の終りの青い花ー』(以後「EVE」と表記)は、著者「佐原一可」、イラスト「刀 彼方」で送られるSF作品です。

著者の佐原先生は二見サラ文庫より『華天楼夢想奇譚~八月の海市の物語~』なども刊行されています。

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イラストの刀先生はHJ文庫より『最弱無能が玉座へ至る』などのほか、Vtuberの立ち絵なども担当されています。

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『EVE』はHJ文庫から刊行されており、2022年11月現在、1巻のみが刊行されています。単巻完結の可能性もありそうです。

あらすじ

人類の未来を計算する方程式。その解の出力端末として生み出された言語機械の女・青子と十二歳の少女・イヴ。しかし、何も知らないイヴは、白昼夢として見る未来の断片に悩まされていた。そんなある日、宗教団体〈ブルーフラワーズ・ワールドエンド〉の指導者となっていた青子の起こした事件に巻き込まれ、宇宙へと遭難してしまう。酸素が減っていき混乱する宇宙船の中で、イヴは自分が殺される未来を視てしまう。果たしてイヴは予言の未来を捻じ曲げ、生き残ることが出来るのか?

登場人物

・イヴ・ハイデンライヒ

 本作の主人公である12歳の少女。白昼夢としての断片的な未来視に悩まされている。リュケイオン高等技術研究所の所長であるヴェルクラウス・ハイデンライヒの娘。

・ヤクモ・イシュカ・シバ

 名門シバ家の三男だが、長男と次男が不祥事を起こしたこともあり、母親から過保護を受けている。シバ家特有の琥珀色の双眸と鋼色の髪を持っている。

・シスター・ブルー

 自らを青子と名乗る、唯一の喋る人型の言語機械。全人類のための行動を強要されていて、過去にテロ行為を起こした。

感想

最近はSFモノをあまり読んでいなかったので、少し理解に時間がかかる部分が多かったです。しかし、ストーリーはしっかりと面白く、伏線回収も見事でした。もう一度読み返したい作品だなという印象です。主人公のイヴが可愛らしく、特に高校生の大人びた感じが好きです。

単巻完結の可能性もありますが、続刊があるならば是非読みたい作品です。

こんな人におすすめ

・SF作品が好きな人

・デスゲーム作品が好きな人

購入リンク

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